Vories Memorial Hospital


呼吸器科

担当医:長崎、桝田、阪森、北村、堀

肺炎からCOPD等の慢性肺疾患、結核や非定型抗酸菌症の診断や治療、肺癌の診断、気管支鏡検査、肺癌の治療(主に抗癌剤治療)、気胸手術などに対応しています。アスベスト疾患の2次検診にも対応しています。

カゼと間違えやすい病気。
若者に多い肺炎
⇒肺炎は、細菌等の病原体が原因となって起こります。肺炎のなかで、細菌とウィルスの中間的な特徴をもつマイコプラズマという微生物が原因で起きる肺炎をマイコプラズマ肺炎といいます。又、一般の細菌による肺炎が高齢者に多いのに対し、マイコプラズマ肺炎は、乳児期から30才代位までの若い人に多いのが特徴です。最初は風邪のような症状ですが,そのうちに高熱(38℃以上)、非常に頑固な咳で、夜、眠れなくなるほどです。

高齢者の肺炎
⇒お年寄りの場合は、肺炎になっても、熱はあまり上がらず、激しい咳や痰も少ないなど、症状が目立たないことが多いため、病気の発見が遅れがちです。高齢者の肺炎の症状は「元気がない、食欲がない、脱水症状、意識障害」などが特徴的です。年をとると、唾液の分泌が減ったり、食べかすが残りやすいなど、口の中の浄化が十分に行えなくなりがちのため、口の中に生息する「肺炎球菌・大腸菌・緑膿菌」や「嫌気性菌」などが増加傾向にあります。お年寄りの場合、これらの細菌が食べ物などに混じり、誤って肺に入り込んで起こる「誤嚥性肺炎」が多くなります。口の中を清潔に保つ、姿勢に気をつける、誤飲しないような調理を工夫するなどで、予防に努めましょう。
詳しくは医師までお気軽にお訪ねください。
<レントゲン・CT>
種々の肺疾患に対し、画像で客観的に疾患名・広がりを判定します。
<肺機能検査>
息を思い切り吹き込むことで肺活量や一秒量(一秒間に呼出できる空気の量)を測定し、閉塞性疾患(気道が狭くなる・・喘息や肺気腫など)か拘束性疾患(肺活量が減少する…結核後遺症など)かを判定し、その程度も知ることができます。
<動脈血ガス分析>
動脈の血液を1m l程採血することで動脈血の酸素分圧、二酸化炭素分圧などを測定し酸素吸入や人工呼吸の要否を決定したりします。
<気管支ファイバー>
直径5ミリの内視鏡を口から気管に挿入し腫瘍の有無などを直接目で確かめ、必要に応じ組織・細胞および気管支洗浄液を採取して検鏡検査・培養検査に提出します。
<在宅酸素療法(HOT )>
自宅で酸素吸入必要な方には、空気中の酸素を20%から90%に濃縮し経鼻チューブで吸入していただきます。効果の程度は各患者さんで異なりますが、「よく眠れるようになった」「身の回りのことが楽にできる」などとおっしゃる方も多くおられます。現在当院で約50名がこの治療をうけておられます。
<在宅人工呼吸療法(NIPPV )>
夜間などに呼吸が弱くなる方に、鼻や口に密着するマスクをとりつけて器械で空気を送り込みます。まだ最近はじまった治療法ですので実施されている方は少ないですが、積極的に取り入れていく方針です。
<喘息>
内服・吸入治療を基本としていますが、発作時は夜間、休日でも速やかに吸入・点滴等の対応をさせていただいています。