診療科目・部門のご案内 礼拝堂

平安と心のいやしのために

礼拝堂礼拝堂は、心が静められ、落ち着く場所です。思想、心情に関わり無く自由に瞑想の時を過ごしていただけます。日曜日には礼拝を行っており、どなたでも自由にご参加いただけます。
チャプレン(牧師)が、こころの悩みをお聴きしたり、辛さに寄り添うなどのサポートをさせていただきます。

日曜礼拝/8:30~9:00
*病院に入院、通院に関わらずどなたでも歓迎いたします。
*年末年始など休みの場合もございます。あらかじめホームページでご確認ください。

チャプレンから皆さまへ ご挨拶

病院(当時の「近江療養院」)の設立から19年、敷地内の最も高い所にヴォーリズは礼拝堂を建て上げました。以来70年以上、この病院にあって患者(当時は「病客」と呼んでいました)やスタッフの歩みを見守り続けています。

時にその建物が患者さんやご家族の心に安らぎと慰めを与えたことでしょう。そして、これからも病院で過ごす一時、礼拝堂を訪れ、慰めと安らぎを感じていただければと願います。

礼拝堂はあくまで人の立ち上げた建物に過ぎません。しかし、ヴォーリズは礼拝堂を通してこの病院で出会う一人一人に「神の愛が注がれている」ことを示そうと願いました。「あなたは1人ではなく、共にいます」との神さまの思いを添えて。それは今も、そしてこれからも。

チャプレン、聞き慣れない職種かもしれません。いわば「礼拝堂の出前」のような存在。礼拝堂が神さまそのものではないのと同じようにチャプレンが皆さんの傍らに寄り添い、「神さまとの出会いの場」、「出会いの時」となることを願っています。

『いまだかつて神を見た者はいません。わたしたちが互いに愛し合うならば、神はわたしたちの内にとどまってくださり、神の愛がわたしたちの内で全うされているのです。』

(新約聖書 ヨハネの手紙一 4章12節)

礼拝堂 チャプレン安部 勉

礼拝堂だより

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チヤプレンの「思いつくままに」 第299回

「・・・しかし、イエスは彼らの心を見抜いて言われた。『内輪で争えば、どんな国でも荒れ果て、家は重なりあって倒れてしまう。』」(ルカによる福音書 11章17節)

「正義」と「悪」との戦い、と言えば多くの映画や物語の題材に取り上げられています。私が子供の頃、テレビで「プロレス」を中継していました。当時は真剣な戦いと思い、悪役レスラーが本当に憎らしいことをすることに腹立たしさを覚え、それでも最後は善玉レスラーが勝つことに大喜びをしたものです。時代と共にプロレスも物語性が深まりましたが昔はわかりやすい構図だったことを覚えています。

「善」と「悪」との戦い、という構図は普遍的です。わかりやすい関係です。でも本当はそう単純ではないのが人間の思い。だからこそ文学や小説はその人間性を深く掘り下げ単純ではない人間の姿を浮き彫りにしています。

聖書の中で「ベルゼベル」という名前が登場します。「悪霊の親玉」と皆に知られていました。人々にとって悪とは人間を苦しめ不自由をもたらす原因と考えられ働きかけるのが「悪霊」でした。

ある時イエス様が口の利けない人を癒し、話せるようになりました。人々はイエス様の癒しの業は「悪霊を追い出すのは悪霊の親玉の力、ベルゼブルの力を利用しているのではないか」と噂しました。イエス様の癒しの業は「悪の仕業では、と。

口を利けなくするのが悪霊、追い出すのは悪霊の親玉。この理屈にイエス様が答えたのが今回の聖書の言葉でした。「内輪で争えば荒れ果てる」と。イエス様が「悪霊」の親玉ではない、と論破する言葉でした。

イエス様は続けて言いました「わたしが神の指で悪霊を追い出しているのであれば、神の国は近いところに来ているのだ」と。

私たちは自分の物差しで「善悪」を評価します。しかし「善」である神さまは私たちを支配のもとへと導いているのだ、と。

社会の常識や価値観が日々変わりゆく中にあって人は常に「戦い」に直面します。「神の国が近い」とのイエス様の言葉。意識の変革の中にすべてを愛する神さまの業が働いていると信じます。その信仰が希望であり力となって。

3月15日発行 「サナニュース」より

あなたの傍らで

カトリック教会の司祭であったヘンリー・ナウエンという人がこう書いていました。
「苦しんでいる人と連帯することは、私たちが自分の苦しみについてその人と語り合うことではありません。自分の傷について話したとしても、苦しんでいる人にはほとんど助けになりません。傷ついた癒し人とは、自らの傷について語らずに、苦しんでいる人に耳を傾けることの出来る人です。」

「お話を聞くことしかできませんが…」
私の自己紹介はこの言葉から始まります。「寂しさ」を取り除く薬はありませんが、皆さんの気持ちが少しでも軽くなるためにお役に立ちたいと願っています。お気軽にお声かけいただければ嬉しいです。

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