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リハビリテーション技術科

発症直後の急性期から退院後の外来・訪問リハビリまで幅広く専門的なリハビリテーションを提供します。
リハビリテーション技術科

メッセージ

総勢約60名のセラピストによって、脳梗塞・脳出血等の脳血管疾患や、大腿骨頚部骨折・脊椎圧迫骨折等の整形疾患、外科手術後の廃用性症候群等の患者さんに対して高度な急性期治療が行われた後、在宅復帰を目標に積極的なリハビリテーションが行われます。

リハビリテーションは入院だけでなく、外来リハビリテーション、訪問リハビリテーション(医療保険・介護保険)、メディカルフィットネスセンターとの連携にも力を入れ活動しております。また、2023年4月に開設されました就労移行支援事業所ワークステーションヴォーリズとも連携をしております。

基本理念

  1. 地域のリハビリテーション医療の発展に努めますまた、地域に必要なリハビリテーション医療が提供できる体制づくりを行います。
  2. リハビリテーション医療の技術を通じ患者のQOLに奉仕致します。
  3. 地域の連携をはかり、安全かつ専門的なリハビリテーション医療を提供致します。
  4. 個々の疾患や障害にとらわれず、個別性を重視した全人的なリハビリテーション医療を提供致します。
  5. 最善のリハビリテーション医療を提供するため、チーム医療の充実を図ります。
  6. 個々のセラピストは自己研鑽に努め、組織の能力向上に取り組みます。

部門概要・特徴

(2024年4月1日更新)

理学療法部門<理学療法士数:31名>

理学療法とは、検査、測定/評価に基づき、何らかの疾病、傷害(スポーツを含む)などに起因する機能・形態障害に対する運動療法による筋力、関節可動域、協調性といった身体機能、および温熱、水、光線、電気などの物理療法による疼痛、循環などの改善を図る治療科学です。
 

また能力障害が残ったとき、基本的動作や日常生活活動を改善するための指導、そして社会生活を送る上で不利な要素を少なくするための福祉用具の選定や住宅改修・環境調整、在宅ケアなどが含まれます。近年では、生活習慣病の予防、コントロール、障害予防も理学療法の対象になっています。

活動領域

  • 入院・外来治療、小児リハビリテーション
  • 訪問リハビリテーション
  • 糖尿病教室
  • 介護予防事業(近江八幡市委託事業)

作業療法部門<作業療法士数:23名>

身体または精神に障害のある者、またはそれが予測されるものに対してその主体的な活動の獲得をはかるため、諸機能の回復・維持および開発を促す作業活動を用いて行う治療・指導・援助を行うことを意味します。

近年複雑化する社会に対応すべく身体の障害の治療のみならず心のケアも必要不可欠といわれ、それには作業療法の重要性が高まっています。さらに、超高齢化社会を迎え、高齢な人たちとの生き方を考え、その人らしく援助指導していくことに努めています。 また、2015年より外来にて小児リハビリテーションも取り組んでおります。

活動領域

  • 入院・外来治療、小児リハビリテーション
  • 訪問リハビリテーション
  • 物忘れ外来

言語聴覚部門<言語聴覚士数:7名>

言葉によるコミュニケーションには言語、聴覚、発声・発音、認知などの各機能が関係していますが、病気や交通事故、発達上の問題などでこのような機能が損なわれることがあります。

言語聴覚士は言葉によるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職です。また、摂食・嚥下の問題にも専門的に対応します。

当院では、言葉の障害(失語症・運動障害性構音障害)や食べ物の飲み込みの障害(嚥下障害)を持つ方々に対し、評価・訓練・援助を行い、言語能力と嚥下能力が最大限に回復し、充実した日常生活を送っていただくことを目標としています。
NST(栄養サポートチーム)とも連携し、VF検査(嚥下造影検査)も実施してます。また、平成26年より外来にて小児リハビリテーションも取り組んでおります。

活動領域

  • 入院・外来治療、小児リハビリテーション
  • 訪問リハビリテーション
  • NST(栄養サポートチーム)
  • VF検査

訪問リハビリ部門

理学療法士、言語聴覚士が訪問させて頂いております。
詳しくは「外来リハビリテーション」のページをご参照下さい。

当院では在宅復帰を目指す施設として地域活動を行っており、リハビリテーション技術科も2002年より訪問活動を開始しており、今後も地域包括ケアの実践には欠かせないサービスと位置づけております。2024年4月現在、理学療法士4名、言語聴覚士1名が活動しております。
*現在、作業療法士は訪問しておりません。(2024年4月更新) 

在宅復帰支援

退院前 訪問指導

入院期間中にリハビリスタッフや、看護師、MSW(医療ソーシャルワーカー)、ケアマネジャー等がご自宅に訪問させていただき、在宅復帰される際の問題点等を考え、スムースな在宅生活が送れるように環境調整サポートします。

退院後 訪問指導

円滑な在宅療養への移行及び在宅療養の継続のため、患家等を訪問し、当該患者又はその家族等に対して、在宅での療養上の指導を行うことがございます。退院した日から起算して1ヶ月内に訪問させてきただき、訪問看護師さんと同行することもございます。

院外活動

  • 近江八幡市介護予防・日常生活支援事業(ぱわーあっぷ)
  • 近江八幡市日常生活支援事業 訪問型(C)

リハビリテーション実績

過去の実績については、「病院年報・実績」のページをご確認ください。

スタッフ構成

理学療法士 31名
作業療法士 23名
言語聴覚士 7名
その他の取得資格 3学会認定呼吸療法士 / 日本糖尿病療養指導士 / 福祉用具プランナー / 認定理学療法士(介護予防) / 介護支援専門員 / 認知運動療法士 / 心臓リハビリテーション指導士 / Feldenkrais Practitioner (Aus TAB) / etc.

※施設基準、サービス内容・対象疾患については「リハビリテーション科」、「回復期リハビリテーション病棟」をご覧ください。